　

　スズキ目・タイ科

　全長は最大70cmを超えるらしい。
　日本では北海道の南部から日本列島の広い範囲に生息している。
　ただし奄美大島以南の南西諸島には分布せずとのこと。
　産卵は春頃。
　成長はマダイよりも遅いらしい・・・

　全体的なフォルムはマダイに似てい体側は銀色に光る灰色だが、縦縞が見える
　固体も多いが、体色や縞は生息域やコンディションにより変わると思われます。

　岩礁地帯から砂泥底、また汽水域まで生息して環境適応力が高いとされています。

　他のタイ科の魚と同じく小魚や甲殻類、貝類など様々な小動物を捕食しますが、
　その他、海藻やスイカ、コーンなども捕食するため「悪食」と言われたりすること
　もあります。

　クロダイは精悍な顔つき、いぶし銀の魚体に長い胸鰭、そして繊細な釣り味。
　また食べても美味しいと釣りの対象魚としての人気が高く、また各地で色々な釣り
　方で狙われています。
　様々な釣り方が有ると言う事は、それだけ多くの方が研究したという事ではないで
　しょうか。

　代表的なところでは、フカセ釣り、ダンゴ系の釣り、ブッ込系の釣り、落とし込みの
　釣りなどでしょうか。

　クロダイは針に喰わせるまでが非常に難しいと言われていますが、活性が上がれば大胆
　だったりする側面も持っていると思います。

　尾びれの形から泳ぐ力が強い方ではないと思いますが、その分繊細なタックルで狙う事
　が多いため釣り味も楽しいと思います。

　またクロダイはほぼ全てが天然物であるため、その辺も人気の一つだと思います。

　食材としてみてみると、身はタイ科の魚らしく歯ごたえがある白身でサッパリと美味と
　思います。
　人によってはやや磯臭いと言う方もいらっしゃるようですが、魚の生息環境によっても
　若干の違いがあるようです。

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