（１）開発秘話
　　　カゴ釣り初心者の２０年位前は、まだ今のようにカゴ釣りの道具があまり普及しておりませんでした。
　　　両軸リール専用竿など無く、天秤付のロケットカゴがやっと市販されている程度で、飛行性の 良い市販浮き
　　　などもありませんでした。
　　　使い勝手の良いカゴや飛行性の良い浮きなどはほとんどが釣り人お手製の時代でした。
　　　天秤についても私を含めほとんどの方は投げ釣り用の固定天秤を使用していたのではないでしょうか。
　　　浮きフカセ釣りに目を向けると、仕掛けの作り方、仕掛けの流し方、コマセワーク、様々な 釣法が紹介されて
　　　おり、私自信色々と試してみたものでした。
　　　そして、カゴ釣りでも理論は浮きフカセ釣りと同じではないかと考え始めたのです。
　　　ある日のこと「いかに魚に違和感を与えずに喰わすか」そんなお題がふと頭に浮かびました。
　　　固定天秤の場合、魚は針を加えるとカゴごと仕掛けを引っ張ることになり抵抗を感じるのではないかと・・・
　  　 そして固定の天秤では恐ろしく？残念な点が有ったのです！

　　　私は見てしまったのです・・・
   　　ある日、堤防でカゴ釣りをしていると・・・少し離れたところでカゴ釣りをしていた釣り人に良型のマダイが・・・
　　　足元まで寄せて、魚も水面から顔を出し、あとはタモ入れと言う時です、天秤の腕の部分が「ポキッ」と折れてし

　　　
　　  
　　　そこで思いついたのが遊動式の天秤です！
　　   遊動天秤ならカゴの抵抗を魚に与え難いこと、そして道糸、ヨリトリゴム、ハリスと繋がっている ため天秤の
　　　腕が万が一折れても大丈夫！！ （まぁ天秤の腕には力が掛らないのですが）
 　　 と言う事で早速、釣具店に走ってみたのですが・・・ なかなか「コレ」といった物が無く・・・
　 　 そんなある日、釣具店で偶然見かけた投げ釣り用の遊動天秤！！
　 　 大きさや使い勝手も良さそう！！
　 　 と言う事で、早速購入し使い始めてみたのです。
 　　 はい、思った通り・・・使い勝手も良く、コンセプト通り仕掛けを引っ張った時の抵抗も少な いと実感しており
　　  ました。
　　  正直な話、その投げ釣り用の遊動天秤で概ね満足？していたのですが気になるところが・・・
　　  それは仲間がトラブった時、自分の仕掛けにレスキューを繋ぐ時なのです。
　　  カゴの代わりにレスキューを繋ぐと、どうしても天秤が邪魔に感じられるのです。
　　  特にフロートレスキューの場合、回収したい仕掛けにレスキューより先に天秤が触れてしまうため、上手くレス
　　  キュー出来ない事があるのです。

　　  

　　  また、仕掛けを竿にセットして釣りに行く場合、天秤も予め装着しなくてはいけないので、 仕掛けがあまりコン
　　 パクトにならない点です。
　　  
　　  
　　  そんな遊動天秤も、最近は入手が困難になって来たと仲間内で話題となり・・・色々と思案した結果・・・

　　  はい出来ました　ブラ天　！！

（２）こんな処がスゴイ！！
　　　このブラ天、開発秘話で挙げた問題点を全て解決したと思っております。
　　　●魚が針を咥えた際に与える違和感を低減する。
　　　●天秤破損によるトラブルが低減されます。
　　　●何時でも簡単に仕掛けから脱着出来ます。
　　　　よって仕掛けの収納もコンパクトになります。
　　　　だからレスキューの装着も道糸に繋いだスナップに簡単に装着！！
　　　　レスキュー時に回収する仕掛けにスムーズアクセス出来ます。
　　　●遊動部のリングも大きくなったので仕掛け遊動時の抵抗も更に低減できます。

　　　


（３）ブラ天のネーミング
　　　簡単に脱着出来、取り付けた際にブラブラしていたから・・・

　　　ブラブラしている天秤　⇒　ブラ天　 　　　単純ですみません（笑

　長く使っていただくため、釣行後は真水にて洗浄してください。